涼を求

朝のしっとりとした空気の中 窓を開放しクーラーの着いて無いトラックを走らせ
蓮田の中を行く 白く大きな蓮の華 甘い香りが一面に広がる

モネの絵は水蓮  世界的に愛でられる花である
勿論 蓮も水蓮も品種改良がなされ多種多様でる
暑い国では涼の取り方も様々
インドネシアは庭の彼方此方に水蓮鉢等様々置かれ綺麗に管理されている
水の豊富な国では無いが朝夕に水を打ち涼を得ている
一方 我が国では 夏の行事として 水打ちの会 等もようされ楽しまれているが
主催者側もやった事も無い連中の集りだから 水打ちには遠く 情緒に遠く
悲しい

日本人は習い事や稽古事を軽んじ 余りに所作 躾等を疎かにして来た
と思われる
お茶やお花等 少しでもやってみると 水打ち一つを取っても
其処に 精神性がみえてくるものなのだが

以前旅館へ宿を取り 風呂の後涼みに外へ出ようとしたら
中居さんが 下駄をどうぞ  と突っ掛けた瞬間 此れは駄目だと脱いだ
まぁ提供されている物だから 期待しないが   手入れもされていない
残念で在った

普段 タオルは持っているが 手拭いを持参していないのだから
下駄の鼻緒を継ぐといった 時代劇の様な出逢いは当方に無さそうだ
其れも残念

ちゃんてぃっくがーでん 庭守人

つくば市にて造園、植栽、管理を行う「ちゃんてぃっくがーでん」のサイトです。

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